須田研究室 / Suda Lab
静岡大学 大学院工学専攻 電子物質科学コース
エネルギー固体界面工学 / Energy Materials and Interface
Energy-Related Solid-State Materials and Interfacial Engineering
須田研では,固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell, SOFC)をはじめ,酸化還元反応が機能を発揮するセラミックス材料やシステムを開発しています。例えば,SOFCでは固体/固体の 界面をどのように最適化し活性の高い反応場を構築するのかが大きな課題です。そのような酸化還元反応場を制御することで,優れたエネルギー・環境材料等を開発するために,材料設計、作製プロセス、評価解析の3方向から研究を 進めています。
We have developed “Redox Materials and Redox-originated Systems" such as solid oxide fuel cells (SOFC), seawater electrolysis system for innovative CO2 storage or utilization, and chemical mechanical polishing (CMP) for ultra-smooth surface of glass, sapphire and other difficult-to-machine materials.
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- チョウの観察 / Butterfly watching
庭のビオラに、ツマグロヒョウモンの幼虫たちが住み着いていたので、しばらく観察していました。
蝶に全然詳しくないのですが、このツマグロヒョウモンの幼虫だけは、以前にも見かけて、このよく見かける毒々しい見た目の幼虫はなんだろうと調べたことがあったので、この蝶のことだけは知っています。
とげとげして黒とオレンジ色をした幼虫のこの見た目に反して毒はないのです。そして蛹になったときにできる、背中の下部に見える金属のような光沢のある点々が特徴で、割と好きなところです。
今回あらためて調べてみたところ、光沢のある点々は薄い膜が何層にも重なっていて、その膜が光を反射し、その反射光が何層にも重なって干渉した結果、キラキラとして見えているということでした。加えて、その光沢の点々が銀色か金色かでオスかメスが見分けられるという記事も見かけたのですが、どちらの色なのか、光の加減で自分には見分けがつかなかったです。
なかなか綺麗に撮影できているものがなく、写真の蛹と蝶は別の個体です。写真の蝶はメスで、蛹の方はたしかオスが出てきていたと思います。
- パキッ! / Crack!
実験で使っていたガラスの固定部が,ついに割れてしまいました.原因はねじの締めすぎによる応力集中だと思われます.これまでも,ひびが入ることは何度かありましたが,ここまで派手に割れたのは初めてで,なかなか衝撃的でした.
とはいえ,壊れたことを受けて,測定系を少し見直して,新しく作り直しました.今回は構成も少し変えて,集電用金属とガラスの配置を逆にしています.また,固定方法も見直して,部品の交換がしやすい構造にしました.これにより,水漏れの心配が減っただけでなく,メンテナンスもかなり楽になりました.
壊れた直後は焦ったものの,結果的にはいいリセットになったかもしれません.たまにはこういうトラブルが,改善のきっかけを与えてくれるものですね.