カメムシ / Stink bug

つい最近、一部地域でカメムシが大量発生していたそうでSNSなどには明りに群がるカメムシの映像も上がっていました。幸い大学近辺では街灯にたかる様子も見られず、自宅で洗濯物が悲惨な目に合うことも避けられました。

そんなカメムシも面白いところがあり、卵に上部分が蓋のようになっており、そこが綺麗に開くようにして幼虫が出てくるのです。蓋がしっかりと上を向くようにして卵が葉についているところも不思議です。

画像のカメムシはキマダラカメムシと言ってアジアからの外来種だそうですが、この幼虫は孵化した後の数日間、脱皮するまで卵の周りを兄弟で囲んでじっとしているという可愛いところもあります。

またこの種は日本での初確認が江戸時代の長崎にもかかわらず、ここ十年になるまで東海地方では目撃例がなかったそうです。大学でも今年まで見かけたことはなかったので長引いた猛暑が何か悪さをしたのでしょうか。